治療をしているのに眼の傷がなかなか治らない場合があります。
当然重篤化している角膜潰瘍の可能性もありますが、SCCEDsという病気の可能性もあります。
SCCEDsは別名「難治性角膜上皮びらん」といわれ、なかなか治らないのが特徴です。
角膜の上皮という膜が、しっかりと角膜の実質にうまく定着しないことで、剥がれてしまう病気です。
治療はさまざまありますが、当院では角膜格子状切開orダイアモンドバー+コンタクトレンズ挿入等の治療を行なっております。
治療をしているのに眼の傷がなかなか治らない場合があります。
当然重篤化している角膜潰瘍の可能性もありますが、SCCEDsという病気の可能性もあります。
SCCEDsは別名「難治性角膜上皮びらん」といわれ、なかなか治らないのが特徴です。
角膜の上皮という膜が、しっかりと角膜の実質にうまく定着しないことで、剥がれてしまう病気です。
治療はさまざまありますが、当院では角膜格子状切開orダイアモンドバー+コンタクトレンズ挿入等の治療を行なっております。
更新日:2022年1月31日
角膜穿孔とは角膜に穴が開いてしまう状態です。
原因は外傷や感染などさまざまですが、内科的治療に反応が
なかったため、結膜という部分を一部薄く切開し、フラップ
(かぶせて)角膜に縫合し癒着させる方法「結膜移植(結膜フラップ)」
を実施しました。髪の毛より細い糸で縫合するため手術用顕微鏡を
使い手術しました。片側の眼は感染がひどく、壊死している状態だった
ので残念ながら摘出しましたが、右眼は視覚はないものの、光を感じる
ことが可能なので、飼い主さんも満足されています。
手術前
手術後1週間
術後2ヶ月
現在は、目ヤニもほとんどでず、点眼も1種類のみで安定している状態
です。
更新日:2016年12月1日
眼の病気には、ほっておくと緑内障が進行し、末期状態になると、牛眼
(牛の眼の様に大きくなってしまう)になる場合があります。
痛みが強くおこってしまい、細菌感染などで内科的管理が非常に難しく
なる場合があります。その場合に行う手術が「眼球摘出術」「強膜内
シリコンインプラント」があります。
眼球摘出は、その名の通り眼を摘出しますが、術後、点眼などの治療が
一切必要なくなります。
シリコンインプラントは、眼の内部のぶどう膜などの組織を綺麗に取り
かわりに丸いシリコンボールをいれるため視覚的には、通常と変わりが
ないような見た目になります。しかしながら一生涯の点眼治療が必要に
なります。
眼の状態を絶えず、チェックすることで、こういった手術をせずに、
内科的に治療することが可能な場合もあります。異常があったら病院に!
インプラント装着後 写真
更新日:2015年6月10日
下の瞼が生まれつき内反してしまう病気です。
ほっておくと、角膜炎、結膜炎を引き起こします。
当然、本人も痛みが強く、眼を開けることができません。
毛が完全に角膜にあたり刺激しているのがわかります。
今回のケースは下の眼瞼が伸びきってしまったため、眼瞼の
長さも調節して手術を行いました。
手術前
手術後直前
抜糸後
とてもいい顔になりました。
眼瞼の長さもぴったりでした。
更新日:2015年6月10日