角膜穿孔とは角膜に穴が開いてしまう状態です。
原因は外傷や感染などさまざまですが、内科的治療に反応が
なかったため、結膜という部分を一部薄く切開し、フラップ
(かぶせて)角膜に縫合し癒着させる方法「結膜移植(結膜フラップ)」
を実施しました。髪の毛より細い糸で縫合するため手術用顕微鏡を
使い手術しました。片側の眼は感染がひどく、壊死している状態だった
ので残念ながら摘出しましたが、右眼は視覚はないものの、光を感じる
ことが可能なので、飼い主さんも満足されています。
手術前
手術後1週間
術後2ヶ月
現在は、目ヤニもほとんどでず、点眼も1種類のみで安定している状態
です。