俗に言う胃カメラです。食道、胃、十二指腸、大腸の内部の異常を見つけるために
使用します。動物では異物が多いですが、治らない嘔吐や下痢などの症状に対して
は口または肛門から挿入し、腸管内部の評価することが可能です。
異物以外の原因については、何ヶ所か組織を取り、病理組織検査を行い評価します。
内視鏡はお腹を開けずに、腸管の内部を観察するのに非常に有効ですが、全身麻酔
による検査になりますので、老齢の子では合わせて血液検査やレントゲン検査を行
うことになります。
また小腸までスコープが届かないため、すべての腸管内部を評価することはできま
せんが、非常に有力な検査になります。