これから寒くなっていき、猫ちゃんの飲水量が減っていきます。
そんな時期に多くなる病気が、尿閉症です。
飲水量が減り、おしっこが濃くなることで起こりやすくなる
病気です。
この病気はオス猫ちゃんに多い病気で、オスのおちんちんの
狭い尿道の部分で何かしらの物が詰まっておこります。
・尿結晶(細かい石)
・栓子(カスや炎症細胞など) etc…
尿結晶が詰まって起こることが多いです。
尿閉症になり、発見が遅れると命にかかわる怖い病気
です。早期発見が重要です。
・尿の量が少なく、トイレに何度も行く。
・赤いおしっこが出ている。
・お腹がはっている。
・苦しそう、またはうずくまって動かない。
などの症状があったら、病院でしっかり検査しましょう!!
治療は、完全に詰まっている場合はカテーテルで詰まりを
解除し、できるだけ洗浄します。また最後に尿結晶が溶ける
お薬を膀胱の中に入れます。
状態の悪化がみられる子は、入院して点滴することになります。
しばらくは、抗生物質、尿酸化剤等で治療をしますが、同時に
食事療法(ストラバイトという種類の結晶に関しては)を行い
投薬から食事療法に切り替えて治療していきます。
予防して防げる病気でもあります。処方食については、
獣医師が必要と判断してお出しする必要があります。
ご相談ください。
尿中のストラバイト結晶